任意売却と競売の違い
2012年11月5日
みなさんこんにちは、アースコンサルティングオフィス代表の井上です。
任意売却や競売・ご離婚など不動産に関する専門的な事柄をもっとわかりやすくお伝えしたり、今現在は大丈夫でも今後お住まいのことで頭を抱えるかもしれない!というような事例をご紹介したいと思ってます。
担保不動産を処分して債権を回収する方法には大まかに「競売」と「任意売却」のふたつがあります。
「任意売却」という言葉をはじめて聞く方も多いと思います。「任売(ニンバイ)」と略して言うこともありますね。
任売と競売は対極に位置しているキーワードです。
競売は債権者が裁判所で申し立てを行い、強制的に不動産を換価して配当を受ける制度です。
競売手続きにはそれなりの時間と費用と手間暇がかかります。また、競売が進行していくと追加予納金が発生することもあり相当な費用が求められることになります。
早くても半年、物件によっては1~2年かかるとこもございます。当然、時間が経てば経つほど不動産の資産価値は下がっていくのが現状です。
また、競売での売却基準価額は時価の60~70パーセントといわれており、また落札されるまで価額を下げて入札を行うため、価額は大幅に下がっていきます。
(「価額」という言葉は耳慣れないかもしれませんね。
価格は売り手の希望した値段ですが、価額は客観的に対象を判断してものの値打ちを評価した額を言います。)
ゆえに競売は一般的に市場価格より低い金額で落札される可能性が高いのです。
それに比べて任意売却は、利害関係人との交渉さえスムーズにいけば短期間での売却が可能です。
また競売より市場価格に近い金額で売却するができ、より多くの費用を債務に充当することができるといわれています。
このように任売は所有者様にとっても債権者様にとっても互いの損失を少なくすることができ、競売に比べるとスピーディに債権回収ができるという点で優れているのです。
アースコンサルティングでは、全スタッフの「安心」「満足」「丁寧かつ適切な対応」をモットーに、お客様とのご縁を大切にし、皆様にご納得いただける結果を追求して参ります。
任意売却のことはアースコンサルティングにお気軽にご相談ください。


