必見!! “失敗しない、任意売却相談先(依頼先)の選び方”
みなさん、こんにちは。
大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良の任意売却専門の不動産業者 アースコンサルティングオフィス代表の神田加奈です。
大阪は今日も秋晴れ、京都はもうすぐ紅葉のシーズン到来です。
今日は、お客様からよくご質問のある「任意売却相談先(依頼先)の選び方」
についてお伝えいたします。
例えばお客様から、
「任意売却の相談先(依頼先)をどのようにして見極めたらいいの?」
と相談を受けることがあります。
「任意売却 不動産業者選びのポイント」でもお伝えしておりますが、
まず第一に、大切なご自宅の売却ですので、本当に信頼できる
任意売却に精通した実績のある会社を必ずお選びいただきたいです。
弊社のご相談者様の中には、本当に下記のようなお話をおききするのでとても残念に思います。
「他社に頼んでいたが一度家に来たままその後何の連絡もない。」
「よくわからないまま競売になってしまった。」
「案内すらなかった。」など。
ですので、今回、このブログで
『失敗しない!任意売却相談先(依頼先)の選び方』を
詳しくお伝えして、よい任意売却相談先をお選びいただきたいと思っています。
私はこの不動産業界に携わって10年以上の
公認 不動産コンサルティングマスターです。 (神田加奈の経歴へ)
その他、宅地建物取引主任、FP、住宅ローンアドバイザー、
競売不動産取扱主任者でもあり、
平成18年以来任意売却業務に携わっています。
ぜひ私の知識と経験が、みなさまの
「任意売却の相談先(依頼先)選び」の参考になればと思います。
★まず、初めに、任意売却案件を取り扱うにあたり、
どのような資格があれば実施可能なのでしょうか?
答えは下記の1点のみです。
・宅地建物取引業者の免許(宅建業免許ともいう)を持っていること。
これだけ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
任意売却とは、不動産の売買業務です。
つまり、宅建業の免許をあげてさえいれば、不動産業において
任意売却案件を「仲介」することも当事者となって「売買」することも可能です。
ですので、まずは宅建業者であるかどうか、をチェックしてください。
Q:宅建業免許があるかどこで調べたらいいの?
A:大阪であれば大阪府庁、兵庫県であれば兵庫県庁、京都であれば京都府庁など、各公的機関にお問い合わせいただければすぐにわかります。大阪の場合は、大阪府庁の建築振興課、宅建業指導グループにお問い合わせください。
※弁護士や司法書士にご相談の方へ
弁護士・司法書士等の専門資格を持っていても
宅建業の免許がなければ不動産を売買することはできません。
弁護士や司法書士へ相談して安心だという方は多いと思いますが、
このように専門家へ相談しても任意売却は結局、
上記のような理由から、宅建免許を持った不動産業者へ依頼することになります。
つまり弁護士や司法書士に「任意売却をしてほしい」と
主張していただかないと、競売になってしまうケースも
少なくはありませんので、必ずご留意ください。
Q:弁護士・司法書士へ相談するのがいい場合って?
A:①自己破産をすると決めているとき。
②個人再生をしたい場合。
③過払い金請求や多重債務に陥った場合の債務整理。
④離婚の財産分与でもめている場合。
などです。特に法律に絡むような事案であれば
弁護士・司法書士等の法律家の力が必要です。
※その他、NPOや〇〇協会等の団体へご相談されている方へ
こちらも上記同様で、宅建業の免許がなければ
不動産を売却することができません。
NPOや協会は、そこから不動産業者へ紹介業務を担当する場合が多く、
話の行き違いや、たらい回しにされた、などのトラブルを聞くことが少なくありませんので注意が必要です。
★それでは、宅建業者であればどこでも、任意売却案件を取り扱えるのでしょうか?
・・・答えは、「扱うことができません。」です。
なぜなら、任意売却案件を取り扱う上での最重要スキルに
①債権者との交渉力
②任意売却の専門知識と成約させるノウハウ
が必要だからです。
よく、「大手不動産会社だから安心だと任せていただが、
競売になったのであわてて任意売却専門業者に相談した」や
「地元の業者に相談していたが何もしてくれなかった」などの
お声をきくのが、これらの理由からだと思います。
ですので、何度も言うようですが、
任意売却歴が長く、実績や経験・知識が深い、任意売却専門の業者を見極めなければなりません。
★最後に、ではどうやって自分の要望を叶えてくれる、
安心できる任意売却専門業者を選べばいいのでしょうか?
答えは下記の5つです。
①任意売却の実績は豊富か
競売にせず、任意売却を確実に成約させることができるかどうか!
これは任意売却の経験が豊かかどうかにかかっています。
任意売却経験の豊かさとは、今まで扱ってきた「物件数」と
「取引債権者数」、「お客様の声」等で安易に判断がつきます。
例えば、「物件数」が多いほど
任意売却依頼件数が多い=任意売却実績があることにつながりますし、
「取引債権者数」で今までの取引年数がわかります。
実際に取引した「お客様の声」を参考にしてみるのもよいと思います。
お客様の生の声がきけると思います。
②地域に密着しているか
的確な査定で任意売却をスムーズに成立させることができるか!
この課題は地域の不動産相場を把握せずしては不可能です。
ゆえに、その地域に早期対応な距離の事務所があり、
お客様のご要望に応じて、スムーズに対応できるかが
重要となってきます。
例えば、大阪の不動産を東京の業者が取り扱っていたりしては、
購買意欲の高い顧客が現れた時、案内や現地調査等が
必要なのですが、早急に対応することは難しく、
そのお客様を逃してしまうかもしれません。
また、買主をいち早く見つける中古住宅販売力
(インターネットに不動産情報を掲載しているか)等
チェックしていきましょう!
③担当者に対応力があるかどうか
お客様にとっては、大切なご自宅の売却ですから、
任意売却担当者との信頼関係が一番の安心材料です!
また、基本的に不動産の販売については、媒介契約書の
種類にもよりますが、状況を定期的に説明する義務があります。
親身に相談に乗り、経過報告などもこまめに連絡をくれる
担当者がいる会社を選びましょう。
④アフターフォロー体制が充実しているか
任意売却は売ってしまって終わり!ではありません。
売却後安心して生活ができるまでサポートしてくれる会社かどうか
チェックしましょう。
自宅売却後の残債や新居探し、引越についての相談も
親身になって対応してくれるかどうかが重要です。
⑤弁護士等の専門家と提携しているか
不動産だけでなく、お客様のお悩みを総合的に解決できる
弁護士や税理士・司法書士などの専門家とのネットワーク
があるかどうかチェックしましょう。
理由は、住宅ローン以外の借金に関する相談や離婚問題、
相続トラブル等、任意売却には様々な法律事案が
ついて回るからです。
専門家とのネットワークがあるということは
普段からこのような複雑な案件をこなしていることの証ですので、
特に安心していただけると思います。
以上、長くなりましたが、私がお伝えしたいことは網羅できたと思います。
大切なご自宅の任意売却を必ず成立させるよう、
任意売却の相談先(依頼先)はぜひ慎重にお選びくださいね。
きっと、短くて1ヶ月、長くて1年とお付き合いをすることになる相談先です。
ちなみに、私個人としてはせめて1週間~1ヶ月ほど相談先を吟味してもいいのではないかなと思います。
それではまた。
今後も、皆様のお役にたつ情報を提供してまいります。

