会社倒産にともなう自己破産と任意売却
2012年10月17日
みなさんこんにちは、アースコンサルティングオフィス代表の井上です。
先日、会社を倒産させてしまった社長さんの奥さまが相談に来ました。その社長さんと奥さまは小学校から高校まで同じで、家も近く幼なじみだそうです。社長さんは、大学は理数系に進んで優秀な成績で卒業し、電器系のメーカーに12年勤めて、独立し、そのときに奥様にプロポーズされたようです。大きな夢を楽しそうに語っており、目がキラキラと輝きついていこうときめたらしいです。
奥さまがおっしゃるには、最初は順調でした。しかし、リーマンショックの大波が来て、その影響をもろに受け、昨年、倒産しました。あっという間の出来事だったそうです。
私自身、リーマンショックのことは今でも鮮明に思い出せます。
平成24年10月の倒産は1,000件以上(負債1000万円以上)、負債総額約2,400億円、前年対比53%増。世界的な景気後退が始まるのか、ヨーロッパの経済危機から中国の成長鈍化、日本の輸出産業の不振が目立ちました。
景気悪化による収入減は中小企業や商店に大きな傷跡を残します。
個人が真面目に一所懸命に頑張って築いた財産や不動産も、一旦、債務不履行に陥れば、数ヶ月で競売に掛けられ、安く人手に渡ってしまいます。苦難は突然に襲いかかって来るのです。
その社長様は、あきらめてしまって、自己破産と同時に自宅を競売にかける覚悟をしているそうです。そんななか奥さまがインターネットで「任意売却」という言葉を知ってご連絡いただきました。自己破産される前にご連絡いただき、本当によかったです。
もし、このまま自己破産してしまったら、高い手数料を取られていたかもしれません。
自己破産にも手続き費用がかかります。「お金がないから自己破産するのに、なぜ、手数料が?」と思う方も多いと思いますが、現実問題かなりの費用がかかります。
破産者に資産がなく手続き費用すらない場合は、数万円ですみますが、住宅などの資産がある場合は数十万円かかる場合があります。なので、破産手続き前に自宅が売却されていれば資産はなないため、手数料を抑えられます。
また、任意売却することで、競売で売却するより手持ち資金が増えることがほとんどです。
そのようなお話をさせていただくと、奥さまは喜んでおられました。
1回失敗したからといって、そこですべてが終わるわけではないのです。
我々アースコンサルティングでは自己破産をご検討されてる方のお力になります。
ぜひアースコンサルティングにお気軽にお問合せください。



